2024年1月19日金曜日

2024年1月18日(木)

今日は寒さがここ最近の中ではましな方。それだけでも大分ありがたい。

仕事帰りにリルぷりさんがツイットしていたHavinMotionの『10 Hour Drive』と『Bang Music - EP』を聴く。
め、めちゃくちゃかっこいい……。ラップもビートも。

リルぷりさんもツイットしていたけど今のラップではパンチインという手法がトピックになっているらしく、なんでもリリックを書かずに一小節ずつ?ラップしてRECしてそれをつなぎ合わせて曲にするのだとか……。それで一週間に一曲ではなく一晩に五曲つくるのだと……。
USの現代のラップの猛烈なリリースペースの秘密のひとつはここにあったようだ。すごすぎる!

上に挙げたHavinMotionの『10 Hour Drive』は聴くとラップを頭から終わりまでひと息でRECしているのではなく、一小節ずつRECして語尾が次の小節に重なっているのが分かる(なので息継ぎという概念がない)。
ライブではどうすんだ?録音芸術だからライブのことは気にしないということなのでしょう。ていうかこの人の曲全部そうだ。すごいな。

上のリルぷりさんのツイットで触れられていたこのパンチインの技法についてのショートドキュメンタリーが面白かった。

Why Rappers Stopped Writing: The Punch-In Method
https://youtu.be/FSgl95BEmd0?si=FxeeI_pAAmtAbl1j

HavinMotionのかっこよさに震えつつ、Niontayというラッパーの『Dontay's Inferno』『Demon Muppy』も聴く。こちらもめちゃくちゃかっこいい!!ラップもビートも!!Earl Sweatshirtも参加している曲がありますね。

最新のHiphopでちゃんとめっちゃかっこいいと思えるものに出会えて嬉しいとともにとても興奮する。新しいかっこいいものに触れたときの興奮。

帰宅後夕飯に小松菜カレー、デザートにかりんとふうまんじゅう、ただ全然お腹膨らまず一時間後くらいにinゼリーを飲んでしまう。何やってるんだ。

食後リリックを書こうとリリック帳を開きペンを手に取るが、思うように筆が進まず。うんうん唸るも全然いいのが書けない。

少しでも参考になるものを……と思い自分のApple Musicのライブラリを次々スライドさせていきElle Teresaの去年出たアルバム『PINK CROCODILE』が目に留まり聴いたらぶっ飛んだ。
とにかくリリックが激キャッチー。パンチラインの雨あられ。こんなリリック逆立ちしても書けない。
特に自身のことをたやすく触れることのできない聖域として寺に例えた(!!!)『Temple』という曲にやられた。

とらないマウント

地元富士ふもと

寺、寺

しない男の世話、世話

お札ばら撒くペラペラ〜

一年後出たいCoachella

(Elle Teresa 『Temple』より)


やばすぎる!!!!!!
自身のことを男性から希求される欲望の対象として、その文脈・価値観の中での女性としての魅力を存分にボースティングしていてそれゆえセクシャルな表現(というかド直球に近い比喩)が多用されていて、その是非は置いておいて、それらもエグくならずにキャッチーだし、何よりそのself esteemがすがすがしいほどにかっこいい。

Elle Teresa成分をインストール(?)した私は再びペンを手に取りリリック帳に向かうがめちゃくちゃ眠くなってきて昨夜と同様に電気毛布にくるまって畳の上で気絶してしまったのであった。全然だめじゃん!

しばらくして一時近くになり復活。友達から連絡がきていて「この曲お前が好きそうだから聴いてみろ」ということで、Qというアーティストの『Take Me Where Your Heart Is』という曲を教えてもらう。
君のことがめっちゃ好き。自分がどこにいるのか分からない。君のハートのあるところへ連れていって。と歌うなんともかわいらしいほっこりした曲だった。聴いてみたらまんまと好きだった。
それにしても、Qだなんてずいぶん検索するのが難しい名前を付けたもんだ。

この世にはまだまだ知らない音楽がたくさんある。

ていうか全然リリックが書けない。

全てを諦めて二時ごろに就寝。

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