2016年10月18日(火)
朝が一番つらい。目が覚めると現実が襲ってきて、大きな喪失感に打ちのめされながら一日を始めなくてはならない。一日仕事をして、昼は家から持ってきた鯖の塩焼き弁当 キャベツの浅漬けを添えて。家の冷蔵庫が少しおかしくて、冷蔵室の奥の方にめちゃくちゃ霜が張ってしまっている。ご飯を保存しておくと冷えすぎてしまうのか乾いてポロポロした状態になってしまう。ポロポロご飯弁当を食べ終え午後も働く。20時半ごろ退勤。パークへ行こうかどうしようか迷ったが、家にいてもつらいだけなのでパークへ行くことにする。最寄の駅前でタバコを吸ったり無になったりしてからイチローのことを考え入念にストレッチ。うだうだしていたらパークにinするのが21時半くらいになってしまった。パークへ行き1時間だけ滑る。集中して無心に滑れればいいのだが、スケートしている時でさえ好きな人のことで頭がいっぱいである。心がめちゃくちゃになりながら練習を終えて、パークのお兄さんと色々話しこんでいたら23時半になってしまった。フッドに戻り駅前の富士そばで夕食。紅しょうが天そば¥410缶ビール¥280。家に帰り荷物を置いて川へ行き、さらにビールを飲みながらタバコを吸う。風呂を沸かして入りノートを広げて思うところを書きつけ3時半ごろ就寝。なかなか寝付けない。
2016年10月19日(水)
朝起きて仕度して燃えるゴミを出し出掛ける。会社へ行き働き昼そば屋できつねそば¥650。公園で一服しながら本を読む。今読んでいる本によって自分がそれまでしてきた思考や態度の裏に隠れていたものがどんどん暴かれていきとてもつらい。つらくなるたび現実を見ろと自分に言い聞かす。午後も仕事。19時半ころ退勤。人と会う約束をしていたのでシンシティ渋谷へ。昔から非常にお世話になっている大先輩のTさんと待ち合わせて渋谷の山手線のガード下にあるいい感じの飲み屋へ。Tさんに会うのは数ヶ月ぶりで、忙しい中時間を作ってくれて大変恐縮することしきりである。自分が今置かれている状況と自分の気持ちを話して相談に乗ってもらう。色々と打ちのめされるようなことを率直に言ってもらい、改めて今の状況がどういうものなのかを知る。料理もお酒もおいしいが心はめちゃくちゃで、ただひたすら悲しい。2時間ほど話してTさんと別れ、渋谷の駅に戻ったら動けなくなってしまった。
2016年10月20日(木)
目が覚めると具合が悪く、会社へ電話して午前中家で休み、11時半ごろ出勤。心身ともにめちゃくちゃで完全に終了という感じだができる範囲で働く。14時ころ昼食のため外へ出るが食欲なく何も食べる気にならない。天気が良く日差しが暖かかったため近所の公園のベンチに横になりタバコを吸う。ベンチの側に生えている大きな木の上から鳥が食べたと思われる木の実の種が落ちてきて、横になっている自分のめがねのレンズに当たりコツッと音を立てて地面に落ちた。元気が無さ過ぎてつらいので友達に連絡して今夜一緒にご飯を食べてほしいと声を掛ける。お腹が空いていたら永遠に元気が出ないので頑張っておにぎりを食べて午後も仕事。思うところあり会社のPCからツイッターのアカウントを消す。19時半退勤。友達が3人集まってくれてみんなで美味しいものを食べる。この日の夜に大分救われた。ご飯もおいしく食べることができて温かい友人たちには感謝してもし切れない。
2016年10月21日(金)
会社へ行き働く。昼そば屋できつねそば¥550。午後も働き20時過ぎに退勤。鳥取で大きな地震があったことを知り、鳥取に住む友人たちのことを思う。どうか無事でいてほしい。下北沢THREEで友人がライブをするので遊びに行く。小田急新宿駅にあるHOKUOでパンを購入し腹ごしらえをする。THREEに着くと思い思いにおしゃれな格好をした若者たちで溢れ返っており、大きな音で音楽がかかり皆キラキラしていて眩しい。先に来ていた友人に会いビアで乾杯。友人のライブが始まる。ガットギター一本での弾き語り。THREEのフロアの構造上、ライブスペースとバースペースがカウンター状の仕切りで区切られているだけで空間的には同じなので、静かに弾き語りをする中でバースペース周辺の喧騒がモロにステージ前まで響いてきてしまい演奏する側も聴く側もやりづらいが鬼気迫る集中した演奏でかなり持っていかれてまた新曲中心のセットリストでかなり攻めていた。自分の好きな曲もやってくれてかなり満足のライブであった。また観たい。ライブが終わりDJがFlaming Lipsの "Race for the Prize" という大名曲をプレイし胸が張り裂ける。最近THREEではblock partyという入場料無料・入場時のドリンクチャージ無料という完全フリーのパーティーを定期的にやっており、その攻めた姿勢と攻めたブッキングで大変頑張っているので、遊びに行った時にはどんどんお酒を飲んでお金を落として応援したいと思う。終演後友人たちと近くのバーミヤンへ行き食事。100円の紹興酒とても素晴らしい。風邪を引いていた中でライブをして具合が悪そうな友人とともに帰る。フッドの富士そばで紅しょうが天そば¥410缶ビール¥280。スーパーでバナナと牛乳と惣菜パンを買って帰宅。ビアを片手に川へ行きタバコを吸いながら飲み家へ戻り寝る。
2016年10月22日(土)
13時ごろに目が覚める。曇っており寒い。起き抜けに養命酒を飲み白湯を飲み川へ行きタバコを吸う。洗濯をしたり何だり。昨夜買った惣菜パンとバナナとヨーグルトを食べ朝食とする。洗濯物を干しシャワーを浴びて本を読んだりスケートのビデオを観たり。夕方お腹が減ってきたので冷蔵庫にあった古いポロポロご飯と味噌汁を温めて、レトルトカレーと一緒に食べる。ヤマトが配達に来るので出掛けずに家にいるがいつまで経っても来る気配がないため配達のお知らせメールをもう一度確認したら月曜配達予定となっていたので最初から自分の勘違いだった。家でうだうだしていてもしょうがないのでいつも仕事帰りに行くパークへスケートしに行くことにする。パークの最寄駅に着くと駅前の喫煙所で一服。イチローのことを考えながら入念なストレッチ。21時過ぎパークにin。週末に来るのは初めてだったが他にお客さんはおらずランプ独り占め状態であった。2時間滑る。仕事帰りに滑るのと違い一日家にいた休みの日は身体が元気だ。なかなかできなかったテールロックも少しずつ要領が掴めてきて、メイク率が上がってきた。店のお兄さんがラジカセに繋いだiPodで後期ブルーハーツをかけ、二人でランプで順番に滑る。後期ブルーハーツ聴きながらスケートして泣きそうになる。『真夜中のテレフォン』超良い曲だな。テールロックが安定してきたら店のお兄さんがレジェンドスケーターであるスティーヴ・キャバレロの得意技であるハーフキャブのやり方を教えてくれたのでそれを練習する。インターフェイキーで戻るときにF/Sで180°ターンしてコーピングにデッキのお腹を掛ける技なのだが難しい。何度もこけまくる。疲労もたまり集中力も無くなってきたためここで打ち止め。23時過ぎにパークを後にし、フッドに戻り富士そばでディナー紅しょうが天そば¥410缶ビール¥280。スーパーに寄りパンと牛乳を買い帰宅。ビアを片手に川へ行きタバコを吸いながら飲み家に戻る。風呂を掃除して沸かし、沸くまでの間ノートを広げて思うところを書いていく。トレーニングとジャーナル、トレーニングとジャーナル。現実から逃げないこと。起こった全てのことから目を逸らさないで自分を見つめること。しかし書いているうちにつらくなってきてしまい途中でやめる。Temple Bookという女性三人組のバンドが2012年にリリースしたセルフタイトルのアルバムがとても好きで、久しぶりに引っ張り出して聴いた。大切な友人の結婚に捧げられた『門出』という曲が歌詞も演奏もメロディも全てが素晴らしく、何度も繰り返して聴く。とても美しく尊い曲。その曲を口ずさみながら風呂に入り、3時半ごろ就寝。
2016年10月23日(日)
11時に目が覚める。昨日とは打って変わって天気が良い。外へ出て川へ行くとぽかぽかと暖かくて泣いてしまいそうになる。タバコを吸って家に戻り食器を洗って、ベーコンエッグを焼きパンを焼きヨーグルトと食べて朝食とする。とにかく何度も川へ行く。洗濯機を回して川へ行き洗濯物を干し終えて川へ行く。つがいの鴨が仲良く泳いでいる。川をよく見ていると色んな鳥が川へ来ていることに気づく。群れでどこかへと飛び去っていく鳥たちを見ると泣きそうになってしまう。映画を観に行こうかとも思ったが時間が微妙なのでやめ。家が汚いので掃除をする。頑張れ頑張れと自分を励ましながらトイレと部屋を掃除。全てひと段落したら15時過ぎになっていた。14時には家を出たかったが無理でした。最近はミニランプでばかり滑っておりフラットの練習を全然していないのでどこかパークへ行こうと思いスケボーとヘルメットを持って出掛ける。あまりに腹が減ったためフッドの富士そばで遅めのランチちくわ天そば¥410。夜は秋葉原のグッドマンへbandlessのレコ発を観に行くつもりだったのだが結局時間も微妙になってしまい、荷物が多いのも嫌になり一旦家へ戻ってヘルメットを置き身軽な感じの服装に着替えてスケボーだけ持って再び出掛ける。秋葉原へ着くとかつて喫煙所だった昭和通り口の駅前の公園が禁煙になっておりびっくり。千代田区は喫煙所以外でタバコ吸ってはいけないことになっているので神田川のほとりにある喫煙所で一服。もう日が大分傾きほぼ夜である。秋葉原クラブグッドマンの周辺は路面が良く、またオフィス街なので週末は人通りや車の通りが少なくスケートするには都合が良い。久しぶりに引っ張り出してきたストリート仕様のスケボーでフラットの練習。F/Sエンドオーバー、B/Sエンドオーバー。スライドしながらターンするときにアスファルトに擦り付けられるウィールがキャキャキャと立てる音が心地良い。オーリーもどんどん練習。普段乗っているオールドスクールのでかいデッキに比べとにかく軽いのでポンポン飛べる。ショービットも練習するが何年も練習しているが全くできる気がしない。だけど2、3回「これは!」と思う瞬間があり、その感覚を忘れずもっと練習していけばきっといつかはできるようになるに違いない。小一時間黙々と滑って汗をかいたTEEシャツを着替え、グッドマンへ。久しぶりに会う人が多い。bandlessはもちろんのこと、久しぶりに復活したガウディーズのライブが観られるのがとにかく楽しみであった。ギターボーカルであるコーノくん以外メンバーが変わっていて、さらに新ドラマーが昔健康というバンドでドラムを叩いていた もまさん だったのでとても驚いた。久しぶりに会う人たちと少し話しをして、bandlessの堀川さんともお話しする。イベントは浜松からやってきたシンガーソングライターのタカイさんをゲストに迎えた特別編成でのメヒカブレスタンダードのライブからスタート。メキシカンハットを被りポンチョを着てステージに立つ堀川さんを見るだけで勇気付けられる。全曲タカイさんの曲を演奏。堀川さんがタカイさんの曲を「ロードムービー感がある」と評していたけどそれが伝わる曲たちだった。単車ではなく原付のロードムービー。ごろつきではなく無職の感じ。染みた。次は大ベテランのMEAT EATERS。エッジィなギターでグイグイ加速していく爆音オルタナバンドで遊びに来ていたお客さんの連れていた小さな子どもが「音うるさいね~」と耳をふさいでいて可愛かった(すぐにお父さんが外へ連れていっていました)。昔渋谷屋根裏で一度対バンしたことがあり、その頃にやっていた曲も聴けて懐かしかった。真摯で真面目なステージ。持ち時間をフルに使い切り終了。そしていよいよガウディーズ!ガウディーズは好き過ぎてライブを観ると必ずニルヴァーナのライブビデオに出てくるヘッドバンギングする客みたくなってしまう。3ピースの編成でぽっかり空いたステージ中央の広大なスペースがめちゃくちゃ空虚な感じで何かを予感させる。そして演奏が始まるとあまりにもロックのダイナミズムをバッサリと捨て去ったグルーヴで大変驚いた。今までのガウディーズはコーノくんの離人症的な幽霊のような視点による俯瞰的な歌詞とフォーキーな感性を他のメンバーのダイナミックでタイトな演奏により加速させ、それが結果奇跡のようなバランスを生んでいたのだが、新生ガウディーズのライブは後期ゆらゆら帝国のような空虚なグルーヴのド下手版もしくは初期ペイヴメントのケミストリーを全く感じない版みたいな演奏でかなり危うかった。エンジンを失い剥き出しのコーノくんの幽霊の視点だけがゴツゴツした岩のようにこちらに飛んでくるようでとにかく異様だった。ファズを踏んでも特に何も起きない感じが寒々としていてやばい。曲はめちゃくちゃ良い。今までやっていた曲は一切やらず、全て今の新体制でのセット。サビで「ついにこの時が来た この瞬間のために生きてきたんだ」というような歌詞を投げやりな裏打ちのリズムで歌い上げる『パラダイムシフト』という曲が空虚なナイトクラブ感あり異様。今ガウディーズのsoundcloudに上がっている『水蒸気』『昨日はなぜか』という曲も良かった。とにかく寒々とした異様な雰囲気の中にフォーキーな歌心と離人症的な歌詞があるというやばいバンドになっていて、これからバンドがどうなっていくのか全く想像がつかない。しかしまたライブを観たいし今の編成で正式な音源を出してほしいと強く思う。活動休止前は同じメロディーラインをオクターブを変えて歌ったりしていたが、そのトリッキーな歌唱法をやめてストレートに歌い上げていたので、その辺にもコーノくんの歌への意識の変化を感じた。そして最後はbandless。何歳になってもロックンロールに魂を捧げた青い心を持つ堀川さんの抜群のポップセンスと諧謔的な歌詞、デコボコ道を車でぶっ飛ばすようないびつなグルーヴが心地良い。4年ぶりのライブというブランクを全く感じさせないのは圧巻である。色々ゲストを交えてライブは進んでいき、大好きな『違和感予感いい予感』『マジックD』も聴けて、アンコールの『溢れる云々』で泣く。とてもFRESHなライブであった。たくさん酒を飲み酔っ払ってしまう。終演後bandlessのドラマー古屋さんのめちゃくちゃキュートな赤ちゃんが、古屋さんに「ビル風だよ~」と紹介されて、こちらの顔を見てにこにこ~と笑いかけてくれたので、嬉しくて溶けそうになり泣きそうになってしまう。ライブハウスを出てコーノくんたちと駅前の幸楽苑でラーメンを食べ、帰りの電車でコーノくんにライブの感想を伝えて色々話す。帰宅して川ビア、力尽き着替えてベッドに倒れ寝る。
以下bandless(堀川さん)の数ある名曲の中から超大好きな曲たちをいくつか……knackさんはレコ発に出演されたタカイさんです。
bandless knack 「ドライビューティー」
https://youtu.be/sODBzROrVU4
bandless 和泉多摩川と登戸の間の分岐点の中洲に立つ
https://youtu.be/b2Zr-pzEGHo
bandless knack 「ビスコ」
https://youtu.be/MD3WZhmk8eM
0 件のコメント:
コメントを投稿