8時半ごろ起床。朝食をとり仕事へ。
今日は荷物があるのでスケボーは持っていかず。
仕事がすごく暇で、注文が全然ないので売上げがけっこうやばく、またやらなければならない仕事もあらかた終わってしまっているのですることがない。これはこれでとても疲れてしまう。
私の働いている業界についてのことが人気まんがの『アフロ田中』に出てくるのを発見し、ウェブで読めるので社長に教えてあげる。
私の席のPCで一緒に読むのだが、社長が話の中に出てくるギャグで笑っていたのに驚いた。まず彼がまんがの読み方を知っているのに驚いた。『のらくろ』くらいしか読んだことがないのかと思っていたので、まさか彼が現代のまんがを読めるとは思っていなかった。
明らかに普段まんがを全然読んでいないであろう社長を笑わすことのできるのりつけ雅春先生はすごい。
午後中暇すぎるので社長は中国でEV車をつくりまくったけど全然売れなくて、どっかの山の中に新車のEV車が膨大な数放置されているとかいうニュースの動画をYouTubeで見ている。その動画が終わって出てきた中国雑技団みたいな団体の来日公演の広告をクリックして公演情報を見て、前の方の席は3万円するけど1万円の席は3階だよ。1万円の席でちゃんと舞台が見えるのかなあ。とか言っているので、ちゃんと見たかったら3万円払いましょう、と答える。無のやり取り。
私はといえばネットでたまたま見つけたスケートショップでめちゃかわいいデッキが売られているのを発見し、どうやらSkateboard Cafeというブランドのものらしく、初めて聞く名前だけど、オフィシャルサイトを見たらめっちゃおしゃれでかわいくかっこいいブランドだった。
Skateboard Cafe Official Site → https://skateboardcafe.com/
2008年くらいから始まったUKのブランドなのだそう。このBuddy Deckというのがかわいい。ほしいなあ。YouTubeに上がっているビデオもかっこいい。
ヨーロッパのスケーターはアメリカのスケーターとちょっと雰囲気が違う。もっといえば同じヨーロッパでも北欧のスケーターとUKのスケーターはちょっと雰囲気が違う。
UKのスケーターは身のこなしがとても洗練されていてクールだ。ファッションや映像の雰囲気によるものも大きいと思うが。
アメリカはスケートボード大国なので星の数ほどスケーターがいて、ブランドもスタイルも無数にあるが、どこかいなたさがあると思う。
ヨーロッパのスケーターは全体的にシュッとしている。
とまあ暇を持て余していたけどそれなりにこんな収穫(?)もあり、なんとなくやるべき仕事を見つけて手を動かしてようやく定時がきて退勤。
お気に入りの白いスニーカーが汚れていて、ずっと気になっていたのだが、ラッパーなら常にスニーカーとスキルは磨いておく必要があり、常に足元のNIKEはぴかぴかの真っ白でなくてはならないので、どうにかしたいと最近ずっと思っていた。私はNIKEは好きではないので履かないが。
先日会社の近くにあるコインランドリーでスニーカー用の洗濯機と乾燥機があるのを目ざとく発見して、ここで洗ったらきれいになるかな……と思って、今日は仕事のあとそこでそのスニーカーを洗おうと思って持ってきていたのだった。
そこのランドリーは去年か一昨年できたばかりでかなりきれいなのだが、とんかつ屋のさぼてんが潰れてそのあとにできた店で、改装作業中の建物の前を通るたびにここには何ができるんだろう?願わくばおいしいご飯屋さんであってほしい、と思っていたのだが、できたのがコインランドリーだったときは大変がっかりした。
しかしまさかそのがっかりランドリーがスニーカーが汚れて困っている私を助けてくれることになろうとは。
少し前にスニーカー専用の洗濯機ってどんなものかな、と思って仕事の昼休みに店に入って見てみたことがあったのだが、店の自動ドアが手をかざして開くタイプで、そのときスニーカーの洗濯機ってこれかあ、と思って確認の済んだ私は店を出て会社に戻ろうとしたのだが、自動ドアの『ここに手をかざしてください』のところにいくら手をかざしてもうんともすんとも言わず、どうがんばってもドアが開かないので途方に暮れてしまった。
開かないドアを前に絶望しながらたたずんでいた私を見かねて、入り口のそばの椅子に座ってコロッケを食べながら洗濯の終わるのを待っていた女性が立ち上がってドアにサッと手をかざして助けてくれて、ドアが無事開いたので私は恥ずかしくなって笑ってしまって、「デュフフ、どうもありがとうございます」と彼女に告げ、店をあとにしたのであった。彼女は私の命の恩人だ。
ということで仕事のあと汚れたスニーカーを持ってランドリーにやってきた私は中に入ったらちゃんと出られるかなあ、と心配だったのだが、なんとここのランドリーはwifiも完備しているので、その気になったら住めるからいいか(?)とも思っていたが、もしドアを開けられなくても人が来た瞬間に入れ替わりでドアから出たら大丈夫か、とも思い、安心してスニーカーを洗濯機にぶちこんでコインを投入した。もし私と入れ替わりに入ってきた人が出られなくなっても、その人もまた別の人が入ってきたときに入れ替わりに出られるだろう。なんかそんな映画あったよね。誰かを犠牲にしないと自分は助からないというやつ。入ってきた者を閉じ込める、恐怖の人食いランドリー。そんな映画ないか。
洗濯機を回している間、Apple musicでFlaming Lipsの編集盤『Heady Nuggs: Clouds Taste Metallic 20 Years Later』を聴く。
そのタイトルのとおり、彼らの名作アルバム『Clouds Taste Metallic』とそれにまつわるEPや未発表ライブなどを集めた作品で、CDだと3枚組、レコードだと5枚組というすごいボリューム。
未発表の当時のライブ音源がすさまじい。ドラマーのStevenの爆裂ドラムが本当にやばい。規格外。彼のドラムはまぎれもないB-BOY BREAKSだと思う(?)。
20分がたち洗濯が終わったので、きれいになったかな……とどきどきしながら洗濯機を開ける。
そしたら……まあまあきれいにはなっていたけど、気になる箇所の汚れはまだ少し残っていた。うーんと思ったけど、今日のところはこれでよしとして、乾燥機にかけて、それが終わるまでの間に夕飯を食べることにする。
東秀にINしてダブル餃子定食のご飯少な目をもそもそと食べる。
食べている間、乾燥機の中のスニーカーが盗まれやしないかと思って気が気じゃなかった。
ご飯を食べ終えてランドリーに戻るとスニーカーはちゃんとあったのでほっとした。
乾燥が終わり、セブンイレブンでタワレコのオンラインショップで買ったレコードを受け取り電車に乗り帰宅。
玄関に先ほど洗ったスニーカーを置くが、やはりまだ少し残っている汚れが気になる。明日も洗おうかな……。
帰宅しひと息ついたらブログを書く。
ティーンエイジャーのときに愛聴していたバンド、The Promise Ringの『Electric Pink』という曲の歌詞を訳してみた。
hookの「I feel electric pink in the cheek」という表現がすごく好きで、私も電流を感じたら頬がピンクに染まるので、自分がそうなったときに度々この曲が頭の中で流れていた。
The Promise Ringは90年代中ごろ~00年代初頭に活動していたアメリカのバンドで、いわゆるemocoreと呼ばれるジャンルのバンドである。私がティーンエイジャーだった00年代初頭、The Get Up KidsやJimmy Eat Worldをはじめとするエモコアという音楽が流行っていた。
私もそのジャンルをなんとなく好きでそこそこ色々なバンドの作品を聴いていたが、中でも抒情的なメロディーで膝を抱えてうずくまった姿勢のまま高速道路を疾走するようなサウンドのThe Promise Ringは私のお気に入りだった。
ということで『Electric Pink』という曲は、hookはどんなこと歌っているのかなんとなく分かっていたけど、他の部分ではどんなことを歌っているのか知らなかったので、訳してみたらちょっと不思議な歌詞だった。
今はなきパンクミュージックを扱っていた月刊誌DOLLを愛読していた高校生の私は、そこに載っていたエモコア特集にThe Promise RingのソングライターでありフロントマンのDavey von Bohlenのインタビューが確か載っていて、そこで彼が影響を受けた作家としてジョン・スタインベックを挙げていたので、それを読んだ私は地元の駅前のTSUTAYAでスタインベックの『ハツカネズミと人間』の文庫本を買ったのだった。
どんな話だったかよく覚えていないが、シンプルで素朴な文体でタフな現実を淡々と描いていて面白かったように思う。『ハツカネズミと人間』というタイトルだけど『ガンバの大冒険』みたいな話ではなかったように思う。
ブログを書き終えたらもういい時間だったので着替えて0時前に就寝。
■今日聴いた音楽
Rex Orange County / The Alexander Technique
The Flaming Lips / Heady Nuggs: Clouds Taste Metallic 20 Years Later
The Promise Ring / Electric Pink