2018年2月26日(月)
昨日散々眠りたおしたため普段より少し早い時間に目が覚め、勢いで絶叫しながらシャワーを浴びることに成功、グランジ丸出しの頭髪ほか要所を洗うことができた。
バナナと薬持って家を飛び出し電車に乗り出勤。オフィスを掃除して死にながら仕事。
社長と先輩社員が昼食に出かけてオフィスに自分一人になったタイミングで先日アップされた田島ハルコさんの新曲「横になっちゃお」を聴く。Relaxin' & Chillin' な雰囲気がのんきでキュートなまさかのレゲエチューンで、聴いたときびっくりした。最近の田島ハルコさんの表現は全て自己肯定を獲得するための闘いと自分は受け止めていて、今回の曲は「真正面から闘う元気がないときは横になっちゃおう」という、調子悪いときの自分をちゃんと許そうというこれもまた自己肯定の曲で聴いていて泣きそうになってしまった。ジャケの画像のスピリチュアル赤ちゃんになっているタジハルさんもキュートだ。
同曲中に「外へ出るだけでパーティ始まる東京」という歌詞が出てくるが、渋谷原宿なんかは今も思い思いのおしゃれを楽しむ若者が闊歩しており、自分もいつでもその「パーティ」の主役の一人として参加できるのだけど、今日は疲れてるので早く横になりたいというフレーズで締められる。いつでもパーティはやっているから、調子悪いときは横になれるという安心感。何気ないけど、東京の良い面、素っ気なさゆえの優しさを切り取った良い歌詞だと思う。
と田島ハルコさんの曲を聴き、オフィスにいながら横になりたくなってしまったが、非常に調子が悪く、またここ数か月の間死にながら適当に仕事していたせいで何がどこまで進んでいて、次に何をどうすればいいのかさっぱり分からずかなりつらくなってしまった。
死にながら、もう何もかもしんどいという気持ちで無の状態で何となく仕事し、結構忙しく、一応こんなんでいいのかよく分からないが疲れたので定時で帰る。
富士そばで紅生姜天そば食べ夕食とす。帰宅後即横になり死んでいる。天井を見たりスマホを見たり無の気持ちで1時間ほど横になっている。しかしやらなくてはいけないことがあるためこれではいかん、ということで起き上がってPCを立ち上げて無の労働に取り組む。なんとか頑張って全て終わらせて、土下座しながらメールを送信。
この日は何だか知らんけど朝から結構頑張った。非常につらいが。つらさを少しでも紛らわせるものは仕事しかないのかもしれない。 労働ではなく仕事。
そんなことを思っていると時間は既に1時半くらいになっていて、でももうちょい何かできるか?と思ってビデオデッキにテープが噛んだのを救出しようと無理やり引っ張りだしたせいでテープが千切れて放置されていたスケボーのビデオを修復することにした。ビデオテープ修復用テープというのが売っていて、ずいぶん前に買っといたのだがやらずにそのままにしておいたのだった。
ということで千切れたテープを修復テープを用いて繋ぎ、恐る恐るデッキに入れて見てみる。普通に再生した!しかし千切れたテープの箇所はずいぶんビロ~ンと伸びてから千切れたため、再生中に該当箇所に差し掛かると画面は暗くなりBGMもScrewedされて地獄っぽい感じになるがそこを抜けると普通に戻るので良かった。
色々してとても疲れたので薬飲み寝る。
2018年2月27日(火)
昨夜遅くまで色々していたため普段より5分ほど遅く起きてしまい慌てて着替えてバナナと薬持って出勤、いつもの電車に乗れず無事遅刻。しかし社長がまだ出勤していなかったためセーフだった。
死にながら仕事。自分が何をやっているのか分からない。ずっと横になって休んでいたい。
しかし手を動かしてどんどん仕事を進めていかないといけないため、何とかかんとか今日も死にながらやるべきことをやる。もう限界っす、というところで帰る。
お金を節約するため毎日の夕飯を外食ではなく家で食べることにした。しかし自炊をする元気がないので、納豆を食べさばの水煮の缶詰を食べカップめんに卵を入れて作ってあとおにぎり食べ野菜ジュース飲むというのをやってみることに。というわけで帰りに100円ローソンまで足を伸ばし色々食材を買い込む。当たり前だけどコンビニより安い……今までめんどくさがって全てコンビニで済ませていた自分を責めたい気持ちにもなったがしかしあの頃の自分は死んでいたため責めることはできないし今も死んでいる。
帰宅し夕食の準備するためキッチンに立ち、何と!○週間ぶりにシンク内に放置されていた食器類を洗うことができた。そして予定通り野菜ジュース飲み納豆食べさばの水煮缶食べカップめん食べおにぎり食べた。我が家は終わっているため食卓という概念がなく、キッチンで立って食べるスタイルである。食事はただの必要なカロリー栄養を取るためのものでしかないので何でもどうでもいいのである。とは言え100円ローソンで買った麺1.5倍のボリュームだけが売りのご当地ラーメンシリーズ、しょっぱいだけで味がよく分からない。食べていると悲しくなる。腹は膨れるが。
立って無の食事をとりながらツイッターを見ていたら、人の食卓の写真がTLに流れてきて、二人分の食事が並べられたその写真を見て、好きな人と一緒に暮らす、大変ながらも穏やかで楽しい生活というものに思いを馳せて泣きそうになってしまった。 良い写真だった。
ということでもうつらいし無だし終わっているのだが、食器を洗ったことにより家でコーヒーを淹れることが可能になり、食後のコーヒーを淹れて間髪いれずにPCを開き無の労働をする。何とか頑張って2/3まで終わらせることができた。頑張った。時間はすでに2時を回っている。
薬飲み、何の喜びも楽しみもなかった一日を終え眠る。
2018年2月28日(水)
朝起きるとつらくてしょうがない。昨日一昨日と寝るのが遅くなっているのも原因としてあるかもしれない。死にながら着替えてバナナと薬持って家を出る。
職場に着き仕事をするが全て上の空というか全く関係ないことをやっているというか遥か上空から操り人形のように自分の身体を操ってどうにか仕事をしているといったような塩梅である。
今よりももうちょっと元気だったころはテキパキとできていた仕事が今では6割くらいしかできなくなってしまっており、経験と勘みたいなとこで要所だけ何とか抑えとくみたいな感じで死にながら仕事。気づくとため息をつきすぎて蒸気船みたいだ。
昼食後、職場近くの公園でタバコを吸いながら好きな人のことを考えたりする。Hennessy & Sailor Moon。全て諦めて、ただ仕事をするしかない。
夕方窓の外を見て、道路を走る車のヘッドライトを眺めていたら、ハイエース運転しながら何度か居眠りしてたときのころ思い出した。地獄の日々。種類が変わって今は別の地獄にいる。よく分からんけど。
今日の業務も終わり、という時間になって、急に自分の仕事であれこれ漏れてたこと(もしくはやらなきゃな~と思いながらも見ないふりして先延ばしにしていたこと)が急に問題となって目の前に現れてきて、気が滅入りながらも自分のせいなのでテンパりながら応急処置をする。
帰宅後とりあえずすぐに昨夜と同じ献立の無の夕食。何も考えない。しかし100円ローソンの麺1.5倍のご当地カップめんはまずい!もう買わない。
夕食後しばし横になり天井を見たりスマホを見たりする。
1時間ほど休んだところでうおーっと気力を振り絞りPCを立ち上げ無の労働。何とか期日通り終わらせることができ一安心。
メールチェックしていたらヨンリーンとThaiboy Digitalによる新曲 "King Cobra" がYouTubeにアップされとるで、というメールがきていたので慌ててチェック。キングコブラて……。Thaiboy Digitalはタイ生まれ・スウェーデン在住?のラッパーで、ヨンリーンのクルーSAD BOYSの一員。ラップのスキルもなかなかで、自身のソロアルバムを何作か出している。ということでiTunesで早速キングコブラ購入して他にも何か見落としはねーかと思って検索してたらヨンリーンが客演した曲で2017年に発表されたものでいくつか見落としていたものありそれも購入、そしてKreayshawnと一緒に2013年にリリースした "Marble Phone" という曲を発見し、うわクリショーンと曲やってたのかよ!と興奮して購入。早速それらの曲をiPodに入れて聴きながら薬飲み眠る。
2018年3月1日(木)
死んでる。なぜ生きているのか分からないが生きている以上は一日を始めなくてはいけないのでつらいなあと思いながらバナナと薬持って家を出ると、道路が夜中降った雨で濡れており、そして何より空気が大分暖かく、どうやら春がきてしまったようなのであった。
寒いときは春がきて暖かくなったら泣いてしまうかもしれん、とか思っていたのだが、いざ暖かくなったらなったで大いに気が滅入るのを感じ、全季節365日無理という現実を否応なしに思い知らされた。春はカートコバーンが猟銃で頭をブチ抜いて死んだ季節である。日本が銃社会じゃなくてよかった。
出勤してデスクに座り、またしても操り人形スタイルでぎこちなく仕事。やる気なし。仕事のやる気とかそれ以前に生きる意欲というものが全くないのでいわんや仕事をや。しかしどうしてもやらなきゃいけないことあり忙しく、ぎこちなく終わらせる。
ひと段落してタバコ吸いに外に出ると、やはり春の気配で、やはり死にながらハイエースを運転してJhene Aikoの名作 "Sailing Souls" を聴きながら、Kendrick Lamarとの曲、"Growing Apart (To Get Closer)" を聴きながら都内~神奈川~そして日本中を駆けずり回っていた地獄の日々を思い出していた。ある季節になると思いだす音楽というのがあると思う。ブラック企業で死にながら働いて、当時付き合っていた女性から別れを告げられて、全部終わっていたが前に進まなければならなくて、とにかく身も心も千々に引き裂かれた状態で生きていたとき。を思い出した。昔もつらかったが今もつらい。生きるのはつらい。
食事終えてオフィスに戻ってきたら急に目の前に自分の汚いけつが現れて、さあ拭えお前の不始末のせいで汚いけつを、ということで自分が終わりながらやっていた仕事に漏れがあり問題が発生してしまった。急ピッチで応急処置をすると社長もそれに気づいたので事情を話し、一気にお通夜ムードに。取引先に電話するも遅い時間だったためキーパーソンの人は既に帰っていたため、明日朝一で電話するということで、社長からの説教を死にながら拝聴し、終わった顔をしていたら帰りに社長がパック寿司を買ってくれた。
帰宅後即横になる。
最近は家でずっとTyler, the Creatorの去年出たアルバム "Scum Fuck Flower Boy" を無限リピートで聴いている。かなりアッパーな内容だった2015年リリースの前作 "Cherry Bomb" と比べてかなり内省的でメランコリックな内容で、成功を手にした後の孤独、人生の岐路に直面したときの戸惑いが全面に表れていて、今の自分の気分にぴったりと寄り添ってくれる気がする。カッコイイ車を何台も所有しているようなアーティストとしての成功というのは自分には全く縁がないが、それ以外の部分は勝手にめちゃくちゃ「分かった」気になっている。タイラーにめちゃくちゃ共感している。Frank Oceanにも。何かに対する渇望、動きを止めずに前に進むしかないこと、孤独な闘い。
そしてタイラーのアルバムのサウンドプロダクションは、昨今のTRAP一辺倒なHIPHOPシーンにおいてやはり突出してユニークだし、音楽的に豊かだと思う。クリアーでいびつなトラックはタイラーがヒーローとしてリスペクトするPharrell WilliamsらNeptunesのスタイルのラップトップ・パンク解釈とそこからさらに独自な進化を遂げたもので、また韻と単語の意味と両方でライミングするラップもユニークで楽しいし低い悪魔みたいな声もかっこいい。"Scum Fuck Fllower Boy"、すごく好きなアルバムだ。
社長に買ってもらった寿司をキッチンで立って食べ夕食とし、薬を飲んでまたタイラーのアルバムを聴きながら眠る。
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