2016年11月5日土曜日

2016年10月29日(土)

激しい咳のせいで途切れ途切れの睡眠ののち10時に目が覚める。この時間に起きれば病院に間に合う。大分熱が下がったかな……と思い体温を計ると37.5℃で自分の感覚は全く当てにならない。バナナとグレープフルーツを食べて病院へ行き、処方箋をもらう。病院に貼ってあった当診療所の歴史みたいな貼り紙を読むと、先代の所長のころ、まだ人々の暮らしが貧しく病気の人たちは栄養のあるものを食べるのもままならなかった。しかしその状況を深く憂いた先代所長は町の卵屋に掛け合って、この診療所の紹介状を持った患者には卵を格安で売ってもらえるように話をつけた。これにより病気の人たちは卵を食べて栄養をつけ、元気になることができたのである……という話が書いてあり、いたく感動した。この病院は良い病院に違いないと思った。薬局で薬をもらい、水分をたくさんとるように言われたのでスポーツドリンクを買い求め飲む。薬も早速飲む。やめときゃいいのにゲボゲボ咳込みながらタバコを吸う。うつの薬も切れそうだったので、今度は電車に乗り心療内科へ向かう。具合が悪くつらい。家で寝ていたいが薬が切れてしまうのはまずい。病院のある駅へ着くとまず喫煙所を探すがどこにもない。しょうがないのでとりあえず先に病院へ。先生に最近の具合を尋ねられ、自分の人生にあった変化とつらいことをシンプルに話すと「それはそう(つらい)ですね」と言われ、今まで通り薬出しときますねと30秒で診察が終わってしまった。カウンセリングをするとこではないのでしょうがないのだが、もう少し何か言ってほしかったというのが本音である。薬局で薬をもらう。病院ばかり行って破産しそうである。とくにうつの薬は高い。泣ける。タバコを吸える場所を求めてウロウロするも全く見つからない。延々歩いて水道橋の方まで来てしまった。確か川沿いに喫煙所があったはずだと思うも、灰皿が撤去されており何もなくなっていた。千代田区路上喫煙禁止というのは、タバコは喫煙所で吸えよということではなく、ストリートから一切の灰皿を撤去し飲食店等何かしらの屋内でないとタバコが吸えないという恐ろしい禁煙ファシズムの所業だったのである。5、6年タバコを辞めていた自分には千代田区がこんなに恐ろしいことをしていたなんて全く知らなかった。打ちひしがれて歩いていると、パチンコ屋の駐車場に自販機があり、その周辺にくたびれたおじさんたちがたむろしている。それを見てピンときたので近付いて見ると、やはり灰皿があった!ストリートでの喫煙が禁止されたディストピアで、イリーガルすれすれの感じで灰皿を表に出している(といっても表の通りからは灰皿が自販機の死角になっており見えない)場所があったとは!感動のあまり三本続けて吸ってしまった。それからまたチンタラ歩き出し、神保町の名店エチオピアを目指す。その道すがら、神保町で古書祭りをやっていたのでこれはいいですねと思い自分の好きな@ワンダーでハヤカワや創元のSFとか色々買う。絶版のロバート・ブロックの短編集も安く買えたので嬉しい。そしてまたフラフラしながら歩いて15:30くらいにエチオピア着。ランチタイムを外して来たにも関わらず長蛇の列。しかしエチオピアでカレー食べないと風邪が治らないので我慢して並ぶ。10分ほど待って着席。チキン豆カレー辛さ5倍をオーダー。隣のおじさんは何と辛さ100倍を頼んでいた。エチオピアはカレーの辛さを0倍~70倍まで調節できるのだが、そんなに細かく刻んでいて65倍と70倍は果たして違いがあるのかとか色々気になるが、70倍を頼む人は今までたまに見ていたが、100倍というのは初めて聞いた。お店の人も普通に受けていたので裏メニューとしてあるのか。そして栄養満点なチキン豆カレーを美味しく食べて店を出る。風邪が治りそうだ。すぐに薬を飲む。タバコが吸いたいが千代田区には吸える場所がない。ヘロヘロなので御茶ノ水からJRに乗り新宿へ。新宿は喫煙所があるので素晴らしい。でも昔はアルタの向かいの公園というか広場の入り口のとこに灰皿が並んでいたが、いつの間にかそれも撤去されて、今では線路沿いのフェンスで囲まれた場所でタバコを吸わなくてはならない。侘しいものである。それからまた電車に乗り帰る。先日美味しいものを食べに行ったお店で働く先輩から自分の身を案ずるメールをもらう。心配をかけてしまい申し訳ないがとてもありがたい。帰宅して着替えてベッドに横になり眠る。風邪でヘロヘロなのに動き回り体力を消耗した。22時頃目が覚め、バナナとヨーグルトを食べて夕食とし夜の分の薬を飲みまた眠る。咳がヤバい。

0 件のコメント:

コメントを投稿