2018年3月14日水曜日

2018年3月5日(月)~3月9日(金)

2018年3月5日(月)

死の起床、バナナ出勤、週のはじめの掃除、先週末に起きた仕事上の問題の処理。はっきりしない薄曇りの空模様。お昼ごろから雨が降り始める。

無で仕事をしていたら雨がどんどん強くなってきて、昨日干した洗濯物をなぜ今朝出勤前に室内に入れてこなかったのかを悔やむ。そして嵐のような風雨を呼び込んでいる激低気圧により激落ちくん。全無理、閉店。

帰路100円ローソンに寄り食材を買い込む。ミックスナッツとうたわれていた商品はミックスとは名ばかりのほぼピーナツとジャイアントコーンばかりの偏った内容でありガッカリする。アーモンドはうつに良いらしいので積極的に食べたいところなのだが高いので最近はほとんど食べられていない。

QuartersnacksというNYを中心としつつ世界中のスケートニュースを扱うサイトがあるのだが、そこで数か月前に見かけた激スムースで超チルなスタイルでバキバキの異次元の動きをするスケーターがいて、日中その名前を思い出すことができずずっとモヤモヤしていたのだが、意地になって記事を遡りまくっていたら発見することができた。イタリアはミラノのスケーター、Ruben Spelta。彼がインスタに上げてる動画を編集してまとめたビデオがYouTubeに上げられてて、それを初めて見たときにあまりの滑らかさ異次元さに強烈なスタイルを感じて衝撃を受けたのを覚えている。最近は上手いスケーターがめちゃくちゃ増えており結構みんな同じに見えてしまうというか、めちゃくちゃうまいな……完 という感じでビデオ見ても心が動かされることが減っていたここ最近であったが、そんな自分に今でもスケートボードが本来持つラディカルさ、スタイルウォーズをビンビンに思い出させてくれる数少ないスケーターのうちの一人である。

彼以外に最近注目してインスタをチェックしたりしているスケーターはスウェーデンのマルメがホームのLudvig Hakansson。スケートのスタイルが激渋 & スキルが激ヤバなのは言うに及ばず、さらに60's~70'sのヨーロッパ紳士を思わせるトラッドなファッション(ローファー愛用が渋い)と古いスポーツカーを愛し、また自身で絵を描くというまさにマルチタレンテッドな若者なのである。リヴィング・レジェンドであるJeremy KleinのブランドJK Industriesからサポートを受けているのこれまた渋いし、彼の根底にあるスケート観というのがかなり「分かる」のであった。アスリート的でもなく、またスラッカー的チンピラアウトサイダー的なものでもなく、Skateboarding is Pure Funであり、ただ好きなことを夢中でやっているだけです、というその偏愛っぷりに大いに共感するし、誰にも染まらないその姿勢はめちゃくちゃカッコいいと思う。

あとは同じくスウェーデンはマルメのスケーター、Amandus Mortensen。トリックチョイスのセンスと良い感じにラフさのあるライディングにスタイルを感じる。

最近はアメリカよりもヨーロッパのスケーターが琴線に触れることが多い、という話でした。

納豆と鯖の水煮缶とカップめんとおにぎりを立食し薬飲み歯磨き眠る。


2018年3月6日(火)

晴れた。無で仕事。

数日前まで暖かかった気候がまた寒の戻りということで気温が下がり身体も心もめちゃくちゃだがそんな気も知らずに梅の花のつぼみがほころびかけたりしているのを見る。

iPodでヨンリーンの "Warlord" を聴く。最初聴いたときは混沌としていて暗いアルバムだなと思っていたけど、最近の荒んだ気持ちにマッチしている。ビデオがYouTubeに上がっている "Highway Patrol" という曲がこのアルバムで一番好きだ。

仕事に身が入らず最低限のことやり30分くらいだけ残業して無で新宿へ行きヨドバシカメラでRCA - 標準プラグのLRケーブルを購入。そして無で帰る。

帰宅後例の立ち食い無定食を食べ、タイラーの "Scum Fuck Flower Boy" を無限リピートし、諦めのついたところで薬飲み歯磨き眠る。地球最後の夜のことを考える。この日3月6日はタイラーの誕生日だった。うお座の男。


2018年3月7日(水)

ここ最近暖かくなったり寒くなったりして身体の代謝が変化してきたのか、風呂に長く入れないでいることの気持ち悪さを感じるスパンが短くなってきており、風呂入れる元気あるタイミングとしては朝しかないなと思い、早目に起きられたらシャワー浴びようと思って寝て結果ギリギリに起きて諦める、ということを無限に繰り返していたのであるがこの日は早目に目が覚め急いでシャワー浴びることに成功。シャワーを浴びることができた日は一日「今日、私はきれいです」という気持ちになる。

後は全て無。

仕事をして帰宅後、あまりの気持ち悪さに横になって苦しむ。最近の無定食からくる不摂生からきているであろうことは容易に想像がつくが、かといって他に安価にそして調理不要で食べられるものがないため今夜もまたそれを食べる。

食後ブログを書き、あとは全て諦め薬飲み歯磨き眠る。


 2018年3月8日(木)

朝から雨。昨夜の不調は低気圧のせいだったか。傘をさしバナナを食べながら駅まで歩き、電車に乗り出勤。

具合悪。腹の調子が非常に悪い。毎晩ヨーグルトを食べているのだが。

結構な勢いで降っている雨のせいで寒い。低気圧で脳と身体が限界。バラバラになりそう。

無で仕事をしていると、友人からお茶でもどうかと誘いの連絡をもらう。彼の最近の雰囲気からして会ったほうが良さそうだと思い一度は承諾したものの、30分後低気圧が無理過ぎたためごめんやっぱりまた今度で……と断わりの連絡を入れる。

雨の中帰宅。一時間ほど横になったのち無定食を懲りずに食べ、コーヒー飲み横になる。アメリカでポピュラーな料理であるマカロニチーズが食べたいなと思い、画像検索などする。昔作ってみようと挑戦したことがあったが、その時は残念ながら普通のグラタンができあがってしまったのだった。

全て諦めて薬飲み歯磨き眠る。


2018年3月9日(金)

無。

出勤すると社長も先輩社員も今日は外出の予定で、昼のちょい前くらいからオフィスに自分一人だけとなった。一人きりで仕事しろと言われてもどだい無理な相談で、永遠にツイッターやYouTubeなどを見ようと思えば見ることができてしまうのだが、しかしやらなくてはいけない仕事も多いため何とか自分をだましだまし手を動かして仕事をしていく。

日が沈んで暗くなってから自分の頭に流れてきた曲はフィッシュマンズの "Running Man" と Galaxie 500の "Tugboat" であった。この "Tugboat" の長いアウトロ部に差し掛かったときに、ビデオの中で繰り返される爆風に吹き飛ばされて抱き合う二人の人間の姿。これらの曲は無とセンチメンタルは表裏一体だということを分かりやすく教えてくれる。

もうめちゃくちゃに疲れたので残業はしない!ということで定時で上がり帰宅。

盛大に腹を下して苦しむ。横になりぐったりしながらスマホのカメラロールを無意味に過去のデータへとどんどんスクロールしていき、何となく目に留まった写真をツイッターにアップしていく。もし死ぬときの走馬灯がスマホのカメラロールのスライドショーとかだったら最悪だな、と思う。

以前自分の未熟さゆえに起きてしまった悲劇に大いに気が動転して色んな人に狂ったように相談しまくったことがあったのだが(あのとき話を聴いていただいた皆様本当にありがとうございました)、その時に尊敬する偉大な先輩に言われたひとことをふと思い出した。

まあ、そういうこともあらぁな。どんなにタフな状況に直面していても、そのマインドで飄々と荒くて涼しい場所を一人淡々と歩き続けていくということ。

夜中落ち着かずコンビニへコーヒーを買いに行く。

なかなか眠る気になれず、2時過ぎくらいまでツイッターでくだを巻いているが、諦めて薬飲み歯磨き眠る。


2018年3月7日水曜日

2018年3月2日(金)~3月4日(日)

2018年3月2日(金)

ホームセンターの生花売り場を眺める夢を見て起床。バナナと薬を持って家を出る。

つらさが最高潮に達してしまい、早急に死にたいという気持ちに脳が支配されてしまうが、死んだら死んでしまうのでここはグッとこらえて死なないことにする。

朝のオフィスで死んだまま固まって動けないが、昨日明らかになった問題をどうにかするため取引先にTEL。どうにかお願いしますということでどうにかしてもらえることになりひとまず解決した。

そして社長が何か知らんけどイラついているので自分が死んでいるときにイラつかれると非常に無が加速し仕事への意欲がものすごい勢いで削がれてしまうのでやめてほしい。

昼すぎにそば屋できつねそば¥650食べランチ。そば屋の店内で流れていた昼のTV番組がガチャガチャしてうるさくて気が狂いそうになる(すでに気は狂っているが)。TVで流れている映像がただの光の点滅とノイズにしか感じられず、いよいよヤバいなと思う。

昼食後倉庫へ。足取りも重く全身が凝固しつつあるのを感じる。

倉庫作業は寒いのと大変なのとでなかなか大変なので大変である。全ての感情を殺して無になり淡々とやるべきことを遂行していくことでヘヴィーなストレスを誤魔化していく。

夕方になり倉庫作業の目処がつきオフィスへ戻る。倉庫にいる間中ずっとコーヒーが飲みたかったのでコーヒーを飲んで少しホッとした。しかし飲んでる薬の副作用か分からないが最近頭痛がするようになりつらい。

この日は死んでいるにも関わらず一生懸命働いたので定時で解散。

週末か。何の感慨もない。あまりにも終わりの終わりの完全無理最終閉店セール状態になってしまって、ここまでひどくなるのはちょっとなかなかなくてつらいぜと思って、とにかく家に帰る。

棒のようになって帰宅してベッドにダイブというか普通に横になり、引き続きタイラーのアルバム "Scum Fuck Flower Boy" を聴く。このアルバムに収録の "911 / Mr. Lonely" という曲が好きで、めっちゃ孤独で、誰か電話してくれよ、ていう曲で、客演のAnna of the Northがフックの「時々電話してくれよ」と歌ってる後ろで「リン、リン、リン♪」と歌ってるのがとても好きで、この曲でタイラーはガレージに車を5台持っててそれぞれ全部ガスは満タンだけど、君が助手席にいなけりゃそんなの全く何の意味もないと歌っていて、タイラーッッ!!!!と思う。

ずっと横になっていてもしょうがないというか夕飯を食べないといけないので、何とか立ち上がって野菜ジュース+納豆+さばの水煮缶+卵入りカップめん+おにぎりという立ち食い無定食を食べ、食後にコーヒーを淹れ、食器を洗えるようになって家でコーヒーが淹れられるようになったので良かったなと思う。

コーヒーを飲み終え横になって死んでいるが、落ち着かなくて2、3杯続けてコーヒーを飲んでしまう。

フランク・オーシャンとかタイラーの影響で、自分もラッパーの端くれなら(全然活動してないので最早ラッパーでも何でもないのだが)カッコいい車を乗り回したりしたいと思って、フランク・オーシャンの1st Mixtape "nostargia, ULTRA" のジャケに写っている、彼にとっての「ドリーム・カー」、BMW E30 M3 をいつか金を貯めて買うことを何となく決意する。車は今の時代では大変に高級な趣味だが、でも何かしら夢があるのはいいことだと思う……ということで死ぬまでにはこの車を買いたい。

家で無限リピートで聴きまくっているタイラーのアルバム "Scum Fuck Flower Boy" に客演で参加しているUSのシンガー、Kali Uchisのことがふと気になり、タイラーが客演として参加した彼女の最新シングル "After the Storm" ほか色々iTunesで購入。←の曲はBADBADNOTGOOD Prod. による曲で、めちゃいい塩梅のタメの利いたグルーヴ溢れる彼らの演奏に乗せてKaliがキュートにコケティッシュに歌い上げ、そこにブ~ツィ~・コリンズ御大による前口上 & コーラスが最高にチル & ゴージャスで、タイラーのバースはめちゃ良い仕事でもうバッチリ!という内容だし、何より同曲のビデオがとてもキュートで、特にタイラーが劇中めっちゃお茶目でひょうきんでチャーミングな演技をしているので是非見てほしいと思う。

さらに同じくタイラーのアルバムに参加しているSteve Lacyのことも色々調べると、彼について書かれた「iPhoneとギターだけで曲を作る天才プロデューサー」みたいなめちゃ面白い記事が見つかり、これは絶対ヤバいやつやんけ!ということで早速iTunesで色々曲を購入。

それにしても上の記事とかほんと面白いし良いんだけど、自分はやっぱり紙の本で読むのが好きだなーとしみじみ思う。ディスクガイド本の類を何も考えずにペラペラ読むのがめちゃくちゃ好きで、それもデータだけを羅列した無味乾燥なものよりも対象への狂った愛情と思い入れがたっぷりに詰め込まれたガイド本(甘茶ソウル百科事典GANGSTA-LUVパンク天国シリーズなどなど)の方が圧倒的に好きなので、そういう感じで現行のポップミュージックについて書かれた本が心の底から読みたいと強く思う。今の時代インターネットによりとにかくカルチャーのアップデートのされ方がとにかく「速い」ので、執筆・編集に膨大な労力と時間とお金のかかる紙媒体だと難しいのだろうということは容易に想像がつくが、それでも今ネット上に散らばっている色々な文章もいつか消えてなくなってしまうものだと思うし、海外の記事でも日本で紹介されてないようなものが沢山あるし、とにかく紙の本でヤバい本が読みたい!もしそういった本を作りたい!という人がいたら応援したいし何なら自分も執筆者として参加したいくらいだ。興味のある方いらっしゃいましたらぜひご連絡ください。

ということで色々iTunesで購入したKali Uchisの曲たちやSteve Lacyの曲たちを聴きながら薬飲み眠る。


2018年3月3日(土)

友人が大量の映画のVHSテープから色んな場面をサンプリングしてそれを編集して全く別のSF映画を作るという夢を見て昼過ぎに起床。昨夜コーヒーを飲み過ぎたせいで夜中に複数回トイレに起きてしまい、眠りがひどく浅く全く寝た気がせず非常につらい。コンビニコーヒーを常飲していたころはこんなことなかったのだが。二度寝したいところだが病院へ行く日なので我慢する。

時間が微妙だったが風呂に入れてなさ過ぎて頭部ほか全身がとても気持ちが悪く、ええいと勢いをつけてシャワーを浴びることに成功した。

着替えて外に出ると大分暖かい。春が来てしまったのかと思い暗い気持ちになる。あと今日は両さんこと両津勘吉の誕生日だなと思った。

病院までの道中ずっとKali Uchisの曲を繰り返し聴く。全部素晴らしい(雑な感想)! !

病院へ着くとこの日は空いており、また待合室のTVでは桜名所めぐりの映像ではなく北国の山奥の集落の雪景色の映像が流されておりホッとした。でも一生懸命雪かきをしている住人の皆さんの姿を見ていたら疲れてしまった。

自分の番が来て先生と面会。全てつらく無理です、暖かくなったから良くなったとか全然なくてこれはこれで非常につらいですという旨伝える。そしたらここ数か月の間少しずつ量を増やして効き目のほどを試していた薬は効果ナシ!という判断が下されて、別の薬を試してみましょうということになり、つらいのが楽になるのなら何でも飲みますということで新しい薬がラインナップに加わった。薬局の薬剤師の人曰く、楽しいとか嬉しいとか意欲とかやる気とかいうのは脳内のセロトニン、アドレナリンの神経伝達物質によってコントロールされており、そして第三の物質であるドパミン(ドーパミン)が主に楽しみとか意欲とかをコントロールしており(うろ覚え)今度の薬はドパミンをドバドバ出してアゲアゲになる薬とのことだった。

死にながら薬局を後にし、いつもの喫茶店に寄りコーヒーとツナサンドのセットを頼み、真顔でツナサンド食べコーヒー飲みタバコ吸い薬飲みお金を払って外へ出る。

Kali Uchisの曲 "After the Storm" のBADBADNOTGOODの演奏がめちゃくちゃ良くて、二年前のサマソニの何か野外の果ての方みたいなステージで彼らのライブを観たときはあまりのユルさとナメた感じの演奏 & 佇まいにどこかスノッブさを感じてイマイチだったのだが、その印象を変えるのにこの曲は十分すぎるほどに彼らのポテンシャルをよく表していた。

ということでBADBADNOTGOODのアルバムというのは昔ミクステとしてリリースされたライブ盤 "BBNGLive 2" (このライブアルバム中でWaka Flocka Flameの曲 "Hard In Da Paint" のリフのフレーズが生演奏で飛び出してきたときはウケたのを覚えてる)しか聴いたことがなかったため、オリジナルアルバムってどんな感じなんだろう?と俄然気になった私はユニオンに足を運んだ。

そしたら2015年にウータンのGhostface Killahと組んでリリースされた "Sour Soul" が売っていたので購入する。あとSteve Lacyがメンバーとして参加しているThe Internetのアルバム "Ego Death" も購入。

日が暮れる前に帰宅し、ツナサンドだけでは足りなかったとみえて、100円ローソンでこないだ買ったローIQハイカロリーの惣菜パン「タルタルコロッケロールパン」を真顔で食べ、勢いづいた私はさらに同じく100円ローソンで購入した芋けんぴを真顔で食べ続け、3/4くらいまで食べ尽くしたところで我に返り、満腹感を覚えたのもつかの間、一変してめちゃくちゃ気持ち悪くなった。バカ食いはするもんじゃない。腹ごなしにコーヒーを淹れて飲むも効果なし。あとは新しい薬の副作用で気持ち悪いというのもあると思う。大抵のアゲアゲ系の薬は飲み始めのころはめちゃくちゃ気持ち悪くなるというのを経験上知っているので。

横になりながら買ってきたCDを聴き、スマホを眺めたり天井を眺めたり落ち着かない時間を過ごし、気付いたら23時くらいになっており、お腹は何となく落ち着いて、納豆とサバ水煮缶詰とおにぎり食べて夕食にして、ヨーグルト食べて歯磨いて、今度は昨夜買ったKali Uchisの曲たちの中で "Only Girl" という曲もめちゃくちゃ良いな~と思って、やはりこの曲にも前述のSteve Lacyが参加していて、そして彼のソロ・シングル "c u girl" という曲がめちゃくちゃ良くて、「I wanna see you, girl」っていう「君に会いたいな」っていう気持ちの高まりをパッとiPhoneとギターで真空パックしてそのまま曲にしたよ、っていう軽やかさと自然さと素朴さと暖かさと全部良くて、久しぶりに激フレッシュなRAWな表現と出会ったことに興奮した。他に6曲入りのep "Steve Lacy's Demo" というのもリリースしていて、やはりサクッと作りましたという感じなんだけど、メロディラインとかに未完成な危うさみたいなとこを感じるのと、全部衝動で作りましたというその感じに非常にぐっとくるのでありました。

薬飲み眠る。


2018年3月4日(日)

春日部の駅がホームが増えており路面電車が乗り入れるようになっており、また駅舎がすごいボロくなっていて、でもその駅舎には昔ながらの映画館という感じの劇場が入っていて、そこにユンキーと二人で遊びに行くと自分の父親が映画を観に来ており鉢合わせる、という夢を見て起床。やはり家コーヒー飲むと眠りが浅い。

もう何かつらくて無理で、ありがたいことに友人からお茶の誘いや食事の誘いをもらっていたのだが、無理なため断ってしまった。

しかし新しく加わった薬が結構自分に合ってるっぽくて、死んでる状態でもちょっとずつ動けるようになってきて、洗濯したり掃除したり色々家事をこなすことができた。

色々家事をこなして時間は19時を回り、久しぶりにあれこれ動いたので非常に疲れてしまったが、散歩がてら本屋へ行くことに。

フッドの本屋になかったので取り寄せてもらった「ミルクとはちみつ」というルピ・クーアというアメリカのInstagram詩人?の人が書いた詩集、野中モモさんが翻訳しており、それが入荷したということで、それを受け取りに。

街の方へ黙々と歩いていくとすごい暖かくてむしろ暑いくらいだ。身体も脳もおかしくなる。

本屋で無事注文の本を受け取り、ユニオンを冷かして、帰宅後いつもの無定食を食べ、ブログを書き、いつの間にか1時半くらいになっているので歯磨き薬飲み眠る。

この土日はここ最近では珍しく活動的な週末だった。最近はずっと週末布団の中で棒になって死んでいるだけだったので。

2018年3月4日日曜日

2018年2月26日(月)~3月1日(木)

2018年2月26日(月)

昨日散々眠りたおしたため普段より少し早い時間に目が覚め、勢いで絶叫しながらシャワーを浴びることに成功、グランジ丸出しの頭髪ほか要所を洗うことができた。

バナナと薬持って家を飛び出し電車に乗り出勤。オフィスを掃除して死にながら仕事。

社長と先輩社員が昼食に出かけてオフィスに自分一人になったタイミングで先日アップされた田島ハルコさんの新曲「横になっちゃお」を聴く。Relaxin' & Chillin' な雰囲気がのんきでキュートなまさかのレゲエチューンで、聴いたときびっくりした。最近の田島ハルコさんの表現は全て自己肯定を獲得するための闘いと自分は受け止めていて、今回の曲は「真正面から闘う元気がないときは横になっちゃおう」という、調子悪いときの自分をちゃんと許そうというこれもまた自己肯定の曲で聴いていて泣きそうになってしまった。ジャケの画像のスピリチュアル赤ちゃんになっているタジハルさんもキュートだ。

同曲中に「外へ出るだけでパーティ始まる東京」という歌詞が出てくるが、渋谷原宿なんかは今も思い思いのおしゃれを楽しむ若者が闊歩しており、自分もいつでもその「パーティ」の主役の一人として参加できるのだけど、今日は疲れてるので早く横になりたいというフレーズで締められる。いつでもパーティはやっているから、調子悪いときは横になれるという安心感。何気ないけど、東京の良い面、素っ気なさゆえの優しさを切り取った良い歌詞だと思う。

と田島ハルコさんの曲を聴き、オフィスにいながら横になりたくなってしまったが、非常に調子が悪く、またここ数か月の間死にながら適当に仕事していたせいで何がどこまで進んでいて、次に何をどうすればいいのかさっぱり分からずかなりつらくなってしまった。

死にながら、もう何もかもしんどいという気持ちで無の状態で何となく仕事し、結構忙しく、一応こんなんでいいのかよく分からないが疲れたので定時で帰る。

富士そばで紅生姜天そば食べ夕食とす。帰宅後即横になり死んでいる。天井を見たりスマホを見たり無の気持ちで1時間ほど横になっている。しかしやらなくてはいけないことがあるためこれではいかん、ということで起き上がってPCを立ち上げて無の労働に取り組む。なんとか頑張って全て終わらせて、土下座しながらメールを送信。

この日は何だか知らんけど朝から結構頑張った。非常につらいが。つらさを少しでも紛らわせるものは仕事しかないのかもしれない。 労働ではなく仕事。

そんなことを思っていると時間は既に1時半くらいになっていて、でももうちょい何かできるか?と思ってビデオデッキにテープが噛んだのを救出しようと無理やり引っ張りだしたせいでテープが千切れて放置されていたスケボーのビデオを修復することにした。ビデオテープ修復用テープというのが売っていて、ずいぶん前に買っといたのだがやらずにそのままにしておいたのだった。

ということで千切れたテープを修復テープを用いて繋ぎ、恐る恐るデッキに入れて見てみる。普通に再生した!しかし千切れたテープの箇所はずいぶんビロ~ンと伸びてから千切れたため、再生中に該当箇所に差し掛かると画面は暗くなりBGMもScrewedされて地獄っぽい感じになるがそこを抜けると普通に戻るので良かった。

色々してとても疲れたので薬飲み寝る。


2018年2月27日(火)

昨夜遅くまで色々していたため普段より5分ほど遅く起きてしまい慌てて着替えてバナナと薬持って出勤、いつもの電車に乗れず無事遅刻。しかし社長がまだ出勤していなかったためセーフだった。

死にながら仕事。自分が何をやっているのか分からない。ずっと横になって休んでいたい。

しかし手を動かしてどんどん仕事を進めていかないといけないため、何とかかんとか今日も死にながらやるべきことをやる。もう限界っす、というところで帰る。

お金を節約するため毎日の夕飯を外食ではなく家で食べることにした。しかし自炊をする元気がないので、納豆を食べさばの水煮の缶詰を食べカップめんに卵を入れて作ってあとおにぎり食べ野菜ジュース飲むというのをやってみることに。というわけで帰りに100円ローソンまで足を伸ばし色々食材を買い込む。当たり前だけどコンビニより安い……今までめんどくさがって全てコンビニで済ませていた自分を責めたい気持ちにもなったがしかしあの頃の自分は死んでいたため責めることはできないし今も死んでいる。

帰宅し夕食の準備するためキッチンに立ち、何と!○週間ぶりにシンク内に放置されていた食器類を洗うことができた。そして予定通り野菜ジュース飲み納豆食べさばの水煮缶食べカップめん食べおにぎり食べた。我が家は終わっているため食卓という概念がなく、キッチンで立って食べるスタイルである。食事はただの必要なカロリー栄養を取るためのものでしかないので何でもどうでもいいのである。とは言え100円ローソンで買った麺1.5倍のボリュームだけが売りのご当地ラーメンシリーズ、しょっぱいだけで味がよく分からない。食べていると悲しくなる。腹は膨れるが。

立って無の食事をとりながらツイッターを見ていたら、人の食卓の写真がTLに流れてきて、二人分の食事が並べられたその写真を見て、好きな人と一緒に暮らす、大変ながらも穏やかで楽しい生活というものに思いを馳せて泣きそうになってしまった。 良い写真だった。

ということでもうつらいし無だし終わっているのだが、食器を洗ったことにより家でコーヒーを淹れることが可能になり、食後のコーヒーを淹れて間髪いれずにPCを開き無の労働をする。何とか頑張って2/3まで終わらせることができた。頑張った。時間はすでに2時を回っている。

薬飲み、何の喜びも楽しみもなかった一日を終え眠る。


2018年2月28日(水)

朝起きるとつらくてしょうがない。昨日一昨日と寝るのが遅くなっているのも原因としてあるかもしれない。死にながら着替えてバナナと薬持って家を出る。

職場に着き仕事をするが全て上の空というか全く関係ないことをやっているというか遥か上空から操り人形のように自分の身体を操ってどうにか仕事をしているといったような塩梅である。

今よりももうちょっと元気だったころはテキパキとできていた仕事が今では6割くらいしかできなくなってしまっており、経験と勘みたいなとこで要所だけ何とか抑えとくみたいな感じで死にながら仕事。気づくとため息をつきすぎて蒸気船みたいだ。

昼食後、職場近くの公園でタバコを吸いながら好きな人のことを考えたりする。Hennessy & Sailor Moon。全て諦めて、ただ仕事をするしかない。

夕方窓の外を見て、道路を走る車のヘッドライトを眺めていたら、ハイエース運転しながら何度か居眠りしてたときのころ思い出した。地獄の日々。種類が変わって今は別の地獄にいる。よく分からんけど。

今日の業務も終わり、という時間になって、急に自分の仕事であれこれ漏れてたこと(もしくはやらなきゃな~と思いながらも見ないふりして先延ばしにしていたこと)が急に問題となって目の前に現れてきて、気が滅入りながらも自分のせいなのでテンパりながら応急処置をする。

帰宅後とりあえずすぐに昨夜と同じ献立の無の夕食。何も考えない。しかし100円ローソンの麺1.5倍のご当地カップめんはまずい!もう買わない。

夕食後しばし横になり天井を見たりスマホを見たりする。

1時間ほど休んだところでうおーっと気力を振り絞りPCを立ち上げ無の労働。何とか期日通り終わらせることができ一安心。

メールチェックしていたらヨンリーンとThaiboy Digitalによる新曲 "King Cobra" がYouTubeにアップされとるで、というメールがきていたので慌ててチェック。キングコブラて……。Thaiboy Digitalはタイ生まれ・スウェーデン在住?のラッパーで、ヨンリーンのクルーSAD BOYSの一員。ラップのスキルもなかなかで、自身のソロアルバムを何作か出している。ということでiTunesで早速キングコブラ購入して他にも何か見落としはねーかと思って検索してたらヨンリーンが客演した曲で2017年に発表されたものでいくつか見落としていたものありそれも購入、そしてKreayshawnと一緒に2013年にリリースした "Marble Phone" という曲を発見し、うわクリショーンと曲やってたのかよ!と興奮して購入。早速それらの曲をiPodに入れて聴きながら薬飲み眠る。


2018年3月1日(木)

死んでる。なぜ生きているのか分からないが生きている以上は一日を始めなくてはいけないのでつらいなあと思いながらバナナと薬持って家を出ると、道路が夜中降った雨で濡れており、そして何より空気が大分暖かく、どうやら春がきてしまったようなのであった。

寒いときは春がきて暖かくなったら泣いてしまうかもしれん、とか思っていたのだが、いざ暖かくなったらなったで大いに気が滅入るのを感じ、全季節365日無理という現実を否応なしに思い知らされた。春はカートコバーンが猟銃で頭をブチ抜いて死んだ季節である。日本が銃社会じゃなくてよかった。

出勤してデスクに座り、またしても操り人形スタイルでぎこちなく仕事。やる気なし。仕事のやる気とかそれ以前に生きる意欲というものが全くないのでいわんや仕事をや。しかしどうしてもやらなきゃいけないことあり忙しく、ぎこちなく終わらせる。

ひと段落してタバコ吸いに外に出ると、やはり春の気配で、やはり死にながらハイエースを運転してJhene Aikoの名作 "Sailing Souls" を聴きながら、Kendrick Lamarとの曲、"Growing Apart (To Get Closer)" を聴きながら都内~神奈川~そして日本中を駆けずり回っていた地獄の日々を思い出していた。ある季節になると思いだす音楽というのがあると思う。ブラック企業で死にながら働いて、当時付き合っていた女性から別れを告げられて、全部終わっていたが前に進まなければならなくて、とにかく身も心も千々に引き裂かれた状態で生きていたとき。を思い出した。昔もつらかったが今もつらい。生きるのはつらい。

食事終えてオフィスに戻ってきたら急に目の前に自分の汚いけつが現れて、さあ拭えお前の不始末のせいで汚いけつを、ということで自分が終わりながらやっていた仕事に漏れがあり問題が発生してしまった。急ピッチで応急処置をすると社長もそれに気づいたので事情を話し、一気にお通夜ムードに。取引先に電話するも遅い時間だったためキーパーソンの人は既に帰っていたため、明日朝一で電話するということで、社長からの説教を死にながら拝聴し、終わった顔をしていたら帰りに社長がパック寿司を買ってくれた。

帰宅後即横になる。

最近は家でずっとTyler, the Creatorの去年出たアルバム "Scum Fuck Flower Boy" を無限リピートで聴いている。かなりアッパーな内容だった2015年リリースの前作 "Cherry Bomb" と比べてかなり内省的でメランコリックな内容で、成功を手にした後の孤独、人生の岐路に直面したときの戸惑いが全面に表れていて、今の自分の気分にぴったりと寄り添ってくれる気がする。カッコイイ車を何台も所有しているようなアーティストとしての成功というのは自分には全く縁がないが、それ以外の部分は勝手にめちゃくちゃ「分かった」気になっている。タイラーにめちゃくちゃ共感している。Frank Oceanにも。何かに対する渇望、動きを止めずに前に進むしかないこと、孤独な闘い。

そしてタイラーのアルバムのサウンドプロダクションは、昨今のTRAP一辺倒なHIPHOPシーンにおいてやはり突出してユニークだし、音楽的に豊かだと思う。クリアーでいびつなトラックはタイラーがヒーローとしてリスペクトするPharrell WilliamsらNeptunesのスタイルのラップトップ・パンク解釈とそこからさらに独自な進化を遂げたもので、また韻と単語の意味と両方でライミングするラップもユニークで楽しいし低い悪魔みたいな声もかっこいい。"Scum Fuck Fllower Boy"、すごく好きなアルバムだ。

社長に買ってもらった寿司をキッチンで立って食べ夕食とし、薬を飲んでまたタイラーのアルバムを聴きながら眠る。