2025年7月18日金曜日

2025年7月18日(金) mentally mad・その4

家の洗濯機蛾物故割れた。

スタートボタンを押しても動作しない。
いくらスチャチャチャチャ……!と連打してもうんともすんともいわない。

毎日大汗をかくこの酷暑に家で洗濯できないのは非常にまずい。

買い替えるにしても金がない。

コインランドリーまで行くのが大変に面倒くさい。

どうしてこんなにつらいことばかりが私の身に起きるんでしょうか?

昨日仕事から帰ってきて、溜まった洗濯物を洗濯機にぶち込んだところでボタンを押しても動作しないことに気づいた。

サンヨーの2009年製の洗濯機である。

前の家に引っ越すときにジモティーで8,000円だかなんかで売ってもらった。
それから足かけ8年使い続けてきた。

うちのマンションは築深すぎのオールドスクールなマンションのため、当然のごとく洗濯機はベランダ置きである。
長きにわたり直射日光にさらされ、本体上部に設置されたコントロール・パネルのプラッチックが劣化しパリパリになってしまっている。

しかし、これだけ長く使っていればそれは壊れても仕方がないのかもしれない。

でも。

壊れるものをつくるなよ!!サンヨーさんよォー (固い韻) !!

形あるものはみな壊れるし、生きとし生けるものはみな最後には死ぬが、それはしょうがないが洗濯機は壊れないでほしい。冷蔵庫も。

でかい家電は買い替えたり処分するのが大変に面倒くさいので、壊れないでほしい。

家電メーカーは新製品を出し続けて売り続けるのが商売なのであるが、そんなものはこの資本主義社会のレースに無理やり強いられたふざけたゲームでしかないので、こちとらそんなものに乗るつもりはないので、メーカーのみなさんには新製品をつくる代わりに永遠に壊れない洗濯機をつくっていただいて、このような悲劇が起きないようにしてもらいたい。

くそが!!!!

昨日洗濯機がぶっ壊れたことを受け入れることができず、日が暮れてだんだん暗くなっていくベランダの片隅で洗濯機のスタートボタンを20分くらい連打し続けていた。その後過酷な現実から目をそらすために速攻で酒を飲みに出かけた。

最近自分の身に降りかかる災難があまりに多いため、ストレスが閾値を限界突破している。

家に帰るのが怖い。家で何もできないから。

食事や入浴などをどうにかする元気がない。

ストレスから目をそらすために酒を飲みたくなってしまう。家でしらふでいることができない。
仕事からの帰り道、家で過ごす時間が恐怖でしかないので、毎日めちゃくちゃ暗い気持ちになっている。

自分の家すら自分にとってセーフスペースではない。監獄と一緒である。このプリズンはブレイク不可能。

多大なストレスからくる恐怖と焦燥感からどうやって逃げるか。

酒を飲む以外に、スマホで無のまんがをつい読んでしまうようになった。

無のまんがとはどういうものか。

最近読んだのだと、魚屋の社長を務める夫が不倫してその不倫相手の女性と持ち帰り海鮮丼とパンケーキの店・その名も『海パン』 (バカ) という店を始めるが、ずさん過ぎる経営により破滅へと向かう……みたいなやつ。あと『虐殺ハッピーエンド』という人を殺さないと次の日に進めないので毎日人を殺す、みたいなひどすぎるまんがとか。

そういったIQゼロメートル地帯を爆走するくそみたいな無のまんがの数々を畳の上に力なく横たわったまま読んだりしていたのであるが、シャブみがあるだけで内容がなさすぎるそれらのまんがを読むと虚無が加速して時間はあっという間に溶け、寝不足→翌日また何もできない、みたいな負のループに陥るばかりなのである。

しかし!最近のまんがは中身をチラ見せしていいところで終わって続きが気になって続きを読みたくば課金せよ、と迫ってくるものばかりで、なんか主人公やその大切な人などがえらいひどい目にあって、目を覆いたくなるような残虐な目にあってしまったりして、ああ、これはこのあといったいどうなってしまうのか!?このあとで救いはあるのだろうか!?と気になってしまい、つまりまんがの登場人物を世にもおぞましい残酷なひどい目に合わせて読者に多大なストレスとフラストレーションを与え、そして金を払った先で読めるページにて不倫した夫とその相手を地獄に落としたり、愛する者を殺した悪者を八つ裂きにしたりして惨殺することにより、読者が受けた多大なストレスとフラストレーションをスカッと晴らす、という定型のパターンが確立されてしまっている。

これってマウスの脳に刺激を与えるとか猿にボタンを押させてランダムにえさが出てきてボタンを押すとえさが出てくることを覚えてその成功体験に病みつきになり猿をただボタンをスチャチャチャチャ……と連打させるだけのボタン連打機にしてしまうひどい実験と何が違いますの?

そんなくそみたいなシステムで運用されているくそまんがに課金などしたくないためネットでネタバレなんかを検索すると (ネタバレを検索するのかよ) 、やはりこのようなシステムを批判する人たちが山のようにいる。その中で、そのような読者に強いストレスを与える→その後でスカッとさせる、という仕組みの無のまんがのことをただのポルノだと言っている人がいて、そうだねと膝を打った。

このようなまんがはただのシャブ・ポルノである。

登場人物が嫌な目に遭い、本当に最悪の地獄のような嫌な目に遭い、そしてその人物をそのような目に遭わせた悪者をこれまた最悪の目に遭わせることにより、読者は溜飲を下げる。脳みそから何かしらの快楽物質が出るのを感じるが、それってシャブでしかないし、ただのポルノでしょ。

人の心を動かす表現って、そういうものじゃないでしょ。

私は近年の文化のシャブ化をなんとなく憂いている。

脳がストレスを受けてその後スカッとして、ただひたすらそれを反復する。

その先に何があるのか?

何があるのかは私には分かりませんが、私は憔悴しております。脳が疲れている。

朝も起きられなくなってきた。起きなくてはやばい時間なのに布団から出ることができない。寝るのが遅いせいもあるんだけど。

昨夜もシャブ・ポルノまんがを読んでしまい (結局読んでるのかよ) 、時間ばかりが溶けて心底嫌な気持ちになったが、ふとジョジョ第6部のプッチ神父のスタンドってやばかったよな……と思ってそれについて調べていたら、寝るのが3時過ぎになってしまった。

ジョジョ第6部は私が実家にいたころに兄が買っていたジャンプでリアルタイムで読んでいたが、正直話が大変にむつかしいので流し読みしていた。ただなんとなくこれはすごいものを読んでいる、という感覚だけはあったのを覚えている。

荒木飛呂彦先生は誰もが認めるトゥルー・ジニアスである。先生は現代のシャブ・ポルノまんがのことをどう思っているのだろうか。創作で忙しくて別になんとも思ってないか。

何を書いてるんだかわけが分からなくなってきた。

とにかくつらい。苦しいです。

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